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Fallout実写ドラマを観てみた②:エピソード2「ドッグミートとエンクレイブ」【ネタバレあり】

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”これは…どっちが常人なんだ?”

 

Falloutの実写ドラマの視聴2回目、今回はエピソード2についてです。ネタバレありでFallout4をベースにゲームを知らないと気づかない点について補填・考察をしようと思います。(ストーリーに沿ってゆっくりと解説していきます。)

 

 

前回の「エピソード1」の記事は下記

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ちなみに日本時間の4/19にAmazonPrime公式からシーズン2の制作告知が出てました!まだエピソード2までしか視聴してませんが、楽しみが増えましたね!

 

 

 

 

 

※ 注意 ※
 

ネタバレ要素を含みますので、ご視聴後に読まれることを強くお勧めします。またこれはゲームをプレイした自分の個人的考察を含みますので、その真意や正確性は保証できません。

 

 

 

まだご視聴されていない方は

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ゲームで「Fallout4」をやる際の環境づくりの記事は下記

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(↓以下ネタバレあります!同意した方のみスクロールしてください)

 

 

 

Fallout4でお馴染みのドッグミート(に似ている犬)が登場

 

ざっくりストーリー

 

とある研究施設(エンクレイブ)で軍用犬の飼育、訓練がおこなわれている光景から物語は始まります。そこで働く科学者ヴィルツィヒはある時、同僚の研究結果を盗みます。それが見つかり揉めているところに今までヴィルツィヒが育てていた軍用犬「CX404」が彼を助けるためにその同僚をかみ殺してしまいます。そしてヴィルツィヒはCX404とともに逃亡するのです。

 

CX404のモデルは恐らくFallout4で登場するNPC「ドッグミート」かと思われます。コンパニオン(同行者)としてゲーム中では連れ出すことが可能です。犬種も恐らくジャーマンシェパードで同じかと思われます。

 

ゲーム中では序盤のガソリンスタンドで一匹でいるところ、主人公と出会いますが、強さについては…残念なことに他のコンパニオンに比べると非力な部類に入ります。しかし、愛着を持っているプレイヤーも非常に多い人気キャラクターでもあります。

 

逃亡直前に彼らの足を止めたマシンガンタレットがしれっと登場するあたりは…やはり細かいところでゲームリスペクトしているなあと思いました。

 

エンクレイヴとは

 

Fallout2~Fallout3などに出てくる秘密結社になります。ウィルス毒兵器を用いた組織で、主にミュータント(エンクレイヴ以外の人類を指す)の一掃を目的としてましたが、最終的にはBOSと自ら開発した巨大ロボによって壊滅されます。その技術の一つ「ベルチバード」(戦闘機)などはBOSに受け継がれています。

 

ゲーム中では壊滅されていますが、ドラマ作中では密かに生き残っていたのはちょっと驚きです。この組織はどちらかというとFallout3以前の作品の繋がりが濃い組織ではあります。ちなみにFallout4では「チルドレン・オブ・アトム」の一人が元偵察隊として関連付けがあるのみです。

 

※次回4/25の大型アップデートで「エンクレイヴ・レムナント」という追加新ストーリーが追加予定です!アップデート後に内容を確認しようと思います

 

 

 

逃亡中のヴィルツィヒを中心に登場人物が顔を出します

 

ざっくりストーリー

 

父親を追って外界に出たルーシー。とある場所で逃亡中のヴィルツィヒに遭遇します。そんな彼は「Vault居住者は絶滅危惧種、ここに適応しろ」とメッセージを残します。その後、山中にて逃亡中の彼を追っていたナイトタイタスとマキシマスはヤオグアイと遭遇しますが、マキシマスはナイトタイタスを見殺しにします。

 

ルーシーと遭遇

 

外界へ出たルーシーは不安そうな面を出さず、むしろ楽しんでいるような表情を出しています。Vault内での教育の賜物でしょうか?ただここでゲームでもお馴染みのラッドローチと遭遇してしまい…そのピンチを救ったのが逃亡中のヴィルツィヒと一緒にいたCX404でした。

 

 

マキシマスとニアミス

 

場面が山中に変わり、ヴィルツィヒを追っていたマキシマスと上官のパワーアーマーを身にまとった「ナイトタイタス」が放射能汚染で凶悪化した熊である「ヤオグアイ」に襲われてしまいます。

 

正確にはナイトタイタスが一方的に襲われてしまうのですが…パワーアーマーを装着して逃げ回るのはゲームではあまり無い光景ではあります。マキシマスが拳銃一丁で助けられたのも謎ですが…最終的にマキシマスは彼を見殺しにします。

 

恐らくはナイトタイタスの粗暴さに落胆し、パワーアーマーを装着するに相応しくないと判断したのでしょう。ステイムパックを与えませんでした。そして、パワーアーマーを受け継ぐのです。

 

本作のパワーアーマーについて

 

これはゲーム中で登場した「T-60」という型式のもので、戦前から存在する機体で最もポピュラーな型式です。当時の軍に愛用された機体でもあり、BOSの標準の機体でもあります。Fallout4のパッケージに描かれているのもこの機体になりますね。

 
↑表紙に写るのがその「T-60」
 

利用するためにはフュージョンコアという燃料を必要としますが、搭載時には防御力と機動力が増加し、戦闘において有利に戦うことが出来ます。積載量も増しますので有効に利用が出来ますが…如何せん燃料の消費が激しいので自分はあまり利用をしてなかったです。

 

 

 

フィリーという街で主要人物が集結する

 

ざっくりストーリー

 

道中フィリーの街に辿り着いたルーシーはそこでヴィルツィヒと再会します。そして彼に多額の賞金が掛けられたと知ったグールにヴィルツィヒは襲われてしまいます。ルーシーもピンチに見舞われますが、それを救ったのはパワーアーマーを受け継いだマキシマスでした。

 

 

フィリーという街は一見ガラクタの山に見えますが、荒廃とした外界では比較的大きめの街ではないでしょうか?(今後もっと大きい街が登場する可能性はありますが)この街でヴィルツィヒを中心に今作のキービジュアルでもある主要キャラクターが一同に会します。

 

ヴィルツィヒの賞金を目当てに襲い掛かるグール(前回で墓から出てきた人)。それを庇う雑貨屋の女店主。翻弄されるルーシー…ヴィルツィヒは足を吹っ飛ばされ大ピンチになりますが、突如パワーアーマーを装着し、空から彼を追ってきたマキシマスが助けに入ります。

 

ここで注目したのは、ルーシーが翻弄されている途中に雑貨店で目にした「ジャンクジェット」ですね。ゲーム中ではその名の通り「ジャンク」(ゴミ)を弾として発射する、いかつい重火器でお馴染みです。「おお!これをルーシーが使うのか!!」と思ってましたが、実際にはシリンジャー弾のようなものピストルで打ってましたね。

 

雑貨店にはPipboyなどVaul関連のグッズが並んでいましたが、どちらかというと「ジャンクジェット」のほうに目を向けてしまいました。

 

 

グールvsマキシマス

 

まだパワーアーマーに慣れていないマキシマスと、おそらく戦前から生存し、賞金稼ぎもやっている戦闘のプロであるグールとでは経験の差は歴然としてました。善戦はしましたが…ホバー中にロープを引っかけれてそのまま遠くに飛ばされてしまいます。

 

(前回もうっすら感じましたが…パワーアーマーの重量感のなさが個人的には少し残念に感じました。)

 

 

Falloutらしい出会いと別れ

 

ざっくりストーリー

 

戦闘中に匿われた雑貨店の女店主にヴィルツィヒを救えと依頼された人物が、実はルーシーが探しているレイダーの親玉であるモルデイバーだったと告げられます。彼女から依頼人であるモルデイバーの居場所を座標で受け取ったルーシーはヴィルツィヒとともに脱出し、依頼人の元へ向かうのでした。

 

無事にフィリーを脱出をしましたが、ヴィルツィヒは義足をつけたものの激痛と出血に耐えられないと判断し、自ら服毒をしたうえでルーシーに自分の頭部の切断を依頼し、頭だけを依頼主に持って言ってくれと懇願します。ルーシーは戸惑いますが…「よし、やるか!」と結構軽いノリで頭部を切断します。

 

一方、新しい相方を見つけるグール

 

自分に襲い掛かったCX404の負傷をステイムパックで癒したグールですが、目覚めたCX404は新しい飼い主にグールを選択します。これは意外でしたが、どうやら力の差なのか…傷つけられたとは言え自分の命を救ってくれた恩なのか…真意はわかりませんが寄り添って街を歩く描写が描かれていました。

 

 

要所にみられるルーシーの異常性

 

旅の道中出会う人との交流は友好的ではありますが、マニュアルチックな笑顔と握手を求める仕草が多々目立ちます。(水を全部飲まれたおじさんに対しては警戒していましたが)外界について、人とのコミュニケーションについては経験というよりかは学習で学んだような印象が強く感じられました。

 

また、戦闘中のグールに対して理論的に自分が敵対をしていると説明しだしたり、ヴィルツィヒが失った足に義足を取り付けるときに足を削っているところも、驚いているものの意外と平然に観察していたり…どこか感情が抜けているというかそんな印象を持ちます。

 

 

そして最後の「よし、やるか!」と言ってヴィルツィヒの頭部を電動のこぎりで切ったりと(描写はさすがになかったですが)「規律があり安定した生活を暮らせるVaul」と外界からは思われていますが、やはりどこか「異常だ」と思われてしまうような違和感が彼女から感じられました。

 

これは以前の記事でも書いたように閉鎖的な空間による文化、それを支えるための教育がもたらした影響と考えると…ある種物凄くリアリティがある描写だなと思います。これはゲームでも強く感じたところなんですよね。

 

だからこそラストシーンのセリフと行動はまさにFallout的な出会いと別れの方法なんだと個人的には思うのです。

 

 

まとめ

 

前回に続いて今回もざっくりではありますがストーリーに沿ってゲーム的な要素の補填をしましたが、そこまで補填する材料はなかったのかなと思います(見落としていたらすいません。)ただキャラクターが徐々に理解出来てきたとはいえ、まだまだ序盤ですので先がわかりませんね

 

疑問としてはヴィルツィヒがルーシーのファミリーネームをなぜ知っていたか。何故父親をさらったレイダーが彼を救う依頼をしたのか?気になるところです。

 

今後もゆっくり見ながら個人的考察、補填情報と感想を書きたいと思います。

 

次回エピソード3は下記

 

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以上、ネタバレありな感想と考察と情報補填でした。