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個人的「龍が如くシリーズ」の面白い順を考えてみた話(前編)

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前回このブログで初めて「龍が如く」に触れる記事を書きました。その時ふと思ったのが「自分が一番面白いと思った龍が如くシリーズって何だろう?」という疑問。色んなサイトでこの手の話題がありますが、一古参ファンとしてまとめてみました。ゲームをやって欲しいのでネタバレを極力なしで記事にしましたので、参考程度にお読みください。(前中後編と3部作構成になります)

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ナンバリングはオンタイムで全てプレイ済です

※シリーズと記載してますが、ナンバリングのみのランキングになります。今回は1~3位までの記事になります。

目次

個人的「龍が如くシリーズ」面白い順

自分が実際プレイした中で順位を付けました。

  • 第1位 龍が如く0
  • 第2位 龍が如く7
  • 第3位 龍が如く8
  • 第4位 龍が如く極み2
  • 第5位 龍が如く6
  • 第6位 龍が如く極み1
  • 第7位 龍が如く5
  • 第8位 龍が如く4
  • 第9位 龍が如く3

2005年第一作目の「龍が如く」から数えて19年と長い年月を経てきた作品になります。なので、発売当初のハード性能に伴う「造形やモーション」と回を重ねるごとに積みあがっていく「ユーザーライクなインターフェイス」「ゲームシステムとバランス」これはどうしても近年に近いナンバリングに優位性があります。それを踏まえてランキングにしてみました。

第1位:龍が如く0

ストーリー

時代は1988年、日本は好景気に見舞われ金がものをいう時代。桐生一馬は東城会風間組の末端構成員として活動をしていた。ある日、集金中に事件に巻き込まれてしまう。この事件にはミレニアムタワーの建設のキーである「カラの一坪」が大きく関係しているのだが…

ストーリーは文句なしの不動の1位。

若い真島

カラの一坪」の争奪戦を中心に物語が進行していきます。若かりし日の桐生一馬と真島吾朗が別々の視点から関与していく展開が違和感なく描かれています。争奪戦上には極道組織以外の関与もみられ、「ある人物が」そのカギを握っています。その人物と真島の兄さん(真島吾朗)との交流の中で、彼が置かれた過酷な環境と心情の移り変わりがより感動的な結末に結びついています。ネタバレになりますが、当ブログでは「真島吾朗」のキャラクター解説記事もあります。興味ある方はご覧ください

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ストーリーも良いのですが、「極道」らしい演出や会話のシーンが評価につながっていると思います。

魅力あるキャラクター

若頭補佐3人組

本作で人気があったのは、東城会「直系堂島組若頭補佐」の3人組(後の「維新極み」でもフェイスキャプチャーで出演)の久瀬、阿波野、渋澤です。見た目も口調も「ザ極道」でこの人たちのために脚本があったのか?と錯覚するレベルです。また、本作のキーパーソンになる近江連合直参である「佐川司」なども演技に深みがあって俳優陣の魅力が生かされたキャスティングになっています。

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ほぼVシネマを観てる感覚になれます

サブゲームは時代背景の影響を受けた多彩なラインナップ

人気コンテンツのキャバクラ遊びも「経営」(水商売アイランド)という形で遊べます。人気コンテンツで言うと、ポケットサーキット(通称ポケサー)、格闘場などがあります。時代背景の影響もありますが「テレクラ」や「個室ビデオ」、「テレホンカード」集めなど時代背景に合わせたミニゲームが多数用意されています。

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個人的には真島吾朗の「シノギ」である「水商売アイランド」はゲーム性もあって楽しいです。

ゲームシステムはどうしても古さが目立つ

PS4でリリースされましたが、各モーションやキャラの造形については…どうしても最新作と比べると物足りなさが否めません。ただ桐生一馬と真島吾朗は3種類ずつ用意されたバトルスタイルを駆使して戦闘が出来るので、バトルに飽きが少ないとは思います。(後の極1にバトルスタイルは引き継がれます。)

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雑魚敵が多少固いので、レベル上げをしないと効率が良くないです。レベル上げについては取得したお金を使って成長させるシステムになりますので、序盤は結構厳しいかもしれません。

第2位:龍が如く7

ストーリー

東城会の三次団体「荒川組」の構成員である春日一番が若頭の沢城の罪を被って18年の刑務所暮らし。全ては恩がある荒川組長・荒川真澄のために…。しかし出所後彼を待ち受けていたのは、出迎えではなく一発の銃弾と「すまねえ、イチ、死んでくれ」の荒川組長の一言だった。彼が目覚めたのは横浜伊勢佐木異人町のホームレス街の一角…ここから物語が始まる。

RPGに転向&主人公変更は正解

不安要素になっていた部分でありますが、コマンド型RPGと主人公変更については賛同するファンが多い印象です。設定上、主人公の春日一番は大の「ドラクエ好き」とされゲーム中でも自ら発言してます。ドラクエが好きすぎて、春日一番の視界(プレイヤー含む)だけが、戦闘中は「仲間も敵も」ファンタジー(?)な姿に変わります。ここでドラクエ感が倍増しますが、個人的には「魔訶魔訶」を連想してしまう点ではあります。

春日一番の人柄

若いころの春日一番

また、春日一番というキャラクターが「極道過ぎない真っすぐな男」というのも好感度がある点だと思います。恩人である荒川組組長の荒川真澄に対しての「忠誠と義理」、仲間に対する「信頼」が厚く、真っすぐな彼の人物像をより魅力的にしています。極道になってはいますが、善悪に対しては地位や名誉に縛られず、分け隔てなく対応します。そんな彼は神室町の人気者でもありました。

刷新されたストーリー

ストーリーについては、久々に「龍が如くをやっているな」と思いました。メイン舞台は横浜に移りますが、横浜の派閥の争い、そこに介入する東城会と近江連合…。そしてなにより、「何故彼が信頼している組長に銃で撃たれなくてはいけなかったのか?」という謎を解き明かしながら、新たに出会う「仲間たち」との絆を強くしていきます。(ネタバレだと話やすいのですが…)

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王道なストーリー展開ですが、そこに登場するキャラクターの魅力もあり、自分の中ではシリーズ上位に入るストーリーと演出でした。(全ての真相がわかると、ある人物への評価が変わると思います。)

過去作キャラの扱いが空気に近い

これについては…賛否があるとは思いますが、個人的には「ほぼ空気になったなあ」と感じました。(細かく言いたいですが、あくまでネタバレなしなので)ただ今作では、あえてそのような配慮があったと思いますし、違和感はそこまでなかったような気がします。(空気化したのは6からなので、7に期待してしまったのが余計にそう思わせたのかもしれません)

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シリーズファンだとこの点が引っかかっているユーザーも少なくないと思います。

初のコマンドRPGは戦闘が単調で改良の余地あり

戦闘が単調になりがちだったり、敵が固かったり、戦略性がそこまで高くなかったりと、結構不満要素はあります。ジョブチェンジシステム(ハローワークで転職する設定)は非常に魅力的ではありますが、職業の種類が少ない点や、デフォルト職業が強くて、あまり転職する必要がないキャラクターがいたりと、課題は多いと思いました。

第3位 龍が如く8

ストーリー

横浜で平和に暮らすか春日一番とその仲間たち。それぞれの道を歩んでいたが、ある事件をきっかけに彼を中心として平和な日常の均衡が崩れていく。失意のどん底の中、彼は元・荒川組若頭の沢城の手引きにより、実の母親を探しに単身ハワイに向かうことに。そこで偶然再会した桐生一馬と共に事件の真相と母親の行方を探すのであった。

ストーリーはわかりやすく入りやすい

わかりやすい物語設定(母親を探しに行く)や演出(現代社会問題を取り入れる)はライトユーザーでも理解がしやすく、入りやすいと思いました。今までの体制(主人公や組織)がある程度の「終わり」を迎え、「新体制第2章」としてはしっかりと世代交代を果たせたのでは?と個人的には感じました。

ダブル主人公をどうとるか

今作は「春日一番・桐生一馬のダブル主人公」と明言しておりました。自分は「桐生さんは6で完結したのでは?その割にはまだ出てくるんだ?」と少し困惑してしまいました。事前情報で語られている「桐生一馬はガン告知を受けて余命が少ない」という点も「どれだけ災難にさらされればいいんだ!」と個人的には思ったわけです。龍が如く6の段階で「桐生一馬最終章」と銘打っているわりには…と若干違和感がありつつも、ここは素直に受け入れるしかないと思いプレイをしましたが、結果的には「あり」でした。

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ただ設定の「ガン」については…なんとかならなかったのか?と今でも少し疑問に持っています。(最後までプレイして、ある程度は納得しましたが)

サブコンテンツが豊富でボリュームがある

中でも注目すべきは、SEGAの名作アクション「スパイクアウト」がゲーセンでプレイできる点です。この作品はアーケードのみの稼働で、今まで家庭用に完全移植されていない作品(XBOXでシリーズ物は出ていましたが)でした。ファンの間では移植を熱望されていた超名作ゲームです。

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自分も稼働当時は毎日ゲーセンに行ってやっていたゲームなので、正直感動すら覚えました。(もうこれ単体ソフトがあったら普通に購入します)

また、本作追加の”あやしい動物の森”こと「ドンドコ島」や自社ゲームのオマージュ感が満載な「クレイジーテリバリー」など…かなり遊べるコンテンツが多数収録されています。

バトルは前作の反省を生かした操作感に改善

戦闘システムは「新ライブコマンドバトル」として、より味方と敵の「位置関係」を重視したバトルシステムに進化しました。全体攻撃や直進攻撃など、立ち位置によって当たる範囲が変わります。前作の「ただ立っているだけ」という単調なものではなくなりました。また「ジャストガード」など一部アクション要素が導入され、敵の攻撃が当たる直前にボタンを押してダメージを軽減することが出来るなど、単調になりがちなコマンドRPGにちょっとしたアクション性を導入しているところに好感が持てました。

各プラットフォームへの「ネイティブ化非対応」

以前も記事にしましたが、XBOXseriesSでプレイすると、キャラ(NPC)が多い場所や演出などで、動作の「カクつき」が目立ちます。特に「ワイキキビーチ」に行くと、処理が遅いです。これは本当にSEGAさんに「パフォーマンスモード」もしくは「ネイティブ化」して対応をしてほしい点です。ハワイの醍醐味で毎回カクつくので、しばらくワイキキには行ってません。結構ここは大事な点だと思いました。

7に比べてストーリーが軽く感じられた

従来の「龍が如くに何を求めているか?」で評価が前後するのだと思います。やはり極道もので描いた作品としては少し物足りないというか、シリーズお馴染みの各組織に対する扱いが若干雑な印象があります。(あくまで個人の感想ですが)ラストについては…あれはあれですごくよかったのですが、全体を通して「春日一番のキャラクターがわからなくなる」ような「いい人、熱い人推し」が如実に感じられました。(そこは彼のいいところでもあるのですが…今作は違和感を覚えました)

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この点に関しては賛否がわかれますし、人によって評価は変わりますが、ゲームシステムなどが良かった分、個人的にはちょっと残念に思った点です。

まとめ

サイコロを振る人の手

今回は個人的な龍が如くシリーズの面白い順を考えてみた「前編」になります。記事を見返していると、自分は「不満が多いほうが文字数が多くなってしまう」らしいです。不満点と記載しておりますが、あくまで「面白くない」というわけではございませんのでご了承ください。またこれは完全に自分個人の「主観」になります。

続きの中編は下記

以上、個人的龍が如くおすすめ順についてでした。

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