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個人的「龍が如くシリーズ」の面白い順を考えてみた話(中編)

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アイキャッチ:個人的「龍が如くシリーズ」の面白い順を考えてみた話(中編)
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前回に引き続き「個人的龍が如くシリーズの面白い順」について、一古参ファンとしてまとめてみました。今回はその「中編」になります。ゲームをやって欲しいのでネタバレを極力なしで記事にしましたので、参考程度にお読みください。(前中後編と3部作構成になります)

前編(1~3位)の記事は下記になります。

目次

「龍が如くシリーズ」面白い順

  • 第1位 龍が如く0
  • 第2位 龍が如く7
  • 第3位 龍が如く8
  • 第4位 龍が如く極み2
  • 第5位 龍が如く6
  • 第6位 龍が如く極み1
  • 第7位 龍が如く5
  • 第8位 龍が如く4
  • 第9位 龍が如く3

今回の中編は4~6位までの記事になります。

第4位:龍が如く極み2

ストーリー

前作から1年後、堅気になり、平穏な日々を暮らす桐生一馬だったが、東城会五代目会長の死をきっかけに再び極道の道に戻ってくることになる。弱体化した東城会を立て直すべく関西近江連合に単身乗り込んだ彼は、そこで「関西の龍」こと郷田龍司と「ヤクザ狩り」こと狭山薫などと出会う。彼の行く手に東城会ではタブーとされて来た「語られぬ事件」が大きく関係していくこととなる。

近江連合との激突と過去の出来事が絡み合う

今回の物語は近江連合との激突の裏で「語られぬ事件」が絡み合うストーリーになります。複雑に交差するそれぞれの思惑、それに巻き込まれていく桐生一馬という構図で物語は進行していきます。本作でのライバルとして出てくる「郷田龍司」や、大阪府警の「狭山薫」は、シリーズ通して人気が高いキャラです。詳細は伏せますが、彼らとのやり取りや交流が本作でのストーリーでも人気が高い要素になります。(個々の扱いについては賛否がわかれますが)

DRO

自分は別のシリーズではあまり語られない桐生一馬の「人間性」に触れる部分が多いので、本作のストーリーが好きです。

フルリメイクの映像美とバトルシステム

ドラゴンエンジンを採用し、ゼロベースから作りこみをした街並みは非常に綺麗で細かく描写されています。モデルになった街とほとんど一緒に見えるくらいの再現度だと思います。バトルについても武器を懐にしまって、戦闘時に取り出すことが出来る機能が復活したり、ヒートアクションが追加分を含めてシリーズ中屈指の多さになったりと前作の極みの反省点を生かしたリメイクは好印象でした。(ただし基本的なバトルシステムについては6とほぼ同じです)

プレイスポットと真島吾朗追加シナリオが最大の売り

新・水商売アイランド」や「新・クランクリエイター」やお馴染みのプレイスポットが多数収録されています。新・水商売アイランドは「0」に登場したキャラやネタがあるので「0」をプレイしていると楽しめる演出があります。真島吾朗の追加シナリオについては「0」をプレイしていないと勿体ないコンテンツですので、必ずプレイしてください。この追加シナリオは本作の半年前を描いた追加ストーリーになります。プレイ時には、真島吾朗を操作して戦闘などが出来るようになっています。

DRO

総じて、本作をプレイする場合は「極み1」と「0」のプレイは必須条件だと個人的には考えます。

コンソール機ではフレームレート上限が30

ここが一番ネックな点だと思います。Steam版ですと60FPSまで出るようですが、XBOXでは現状30FPSが上限とされています。主にドラゴンエンジンの影響とのことですが…60FPSで慣れていると違和感を感じると思います。ちなみに同じドラゴンエンジンの「龍が如く6」はXBOXだとFPSブースト対象ですので、60FPSで遊べてしまいます(極み2も対応して欲しい)これが改善されたらもっと上に入る作品ではあります。

ドラゴンエンジンが不評

街を徘徊しているとき、椅子などにぶつかると、その物自体を破壊してしまいます。自分的にはかなりマイナス要因です。(破損エフェクトも派手で音もうるさい)戦闘中、防御した時の硬直が長かったり、動きが固い印象があったり(ムービー時も含む)30FPSのフレームレートのせいもあって爽快感が低く感じました。

DRO

「夜の描写に強い」、「フルコンタクト格闘表現に特化している」とは言え、個人的には利点が少ない印象です。

オリジナルの「2」の要素を削除してしまった

オリジナルである「龍が如く2」をやっていた場合に限りますが、サブ要素の削除(桐生さんのホストやサブイベント)、「新星町」などのマップの削除、キャストの入替など…遊びやすくなっている反面、古参ファンから不評な要素の一つとされています。

DRO

個人的には問題なかったのですが…この点は賛否がわかれる内容になります。

第5位:龍が如く6

ストーリー

堅気になるために3年間の刑期を終えた桐生一馬。出所後、帰りを待っているはずの遥の姿はなく、突如失踪したことを知る。失踪の痕跡を追う彼に待ち受けていたのは遥が事故に巻き込まれてしまった知らせと、一人の赤ん坊。残された赤ん坊の母親こそ、失踪した遥であった。空白の3年間に起きた真相を追うために彼は赤ん坊を連れて広島の尾道に向かうのだった。

桐生一馬最終章、命を題材にしたストーリー展開

本作の発端である遥の子供の存在については賛否が分かれるところではありますが、命を題材にした本作のストーリーにはある種キーとなる部分でもあります。最後までプレイして自分的にはある程度納得できた点ではあります。新天地である尾道でのストーリーについては地元の極道との出会いや街の人との交流など、桐生一馬を初めて操作した時のような新鮮さがそこにはありました。(とにかく広島ヤクザのキャラ設定とキャストが完璧でした)

最終章と銘打っているものの、過去作の人気キャラクターの絡みが殆どないところは…個人的には不満な点ではあります。(広島のストーリーに集中させるためだと思いますが)あくまで本作の主人公は「桐生一馬」単身であることを強調したかったのか(3以来の単身プレイアブルキャラ)個人的には複数キャラプレイに慣れてしまっていたので残念な点ではありました。

シームレスにこだわったゲームバランス

本作での改善点としては「戦闘開始」と「建物への移動」がシームレスに行われることです。これは非常にストレスが軽減されて戦闘や探索がしやすくなりました。ドラゴンエンジンでの懸念点は既に極み2で紹介しましたが、XBOX環境下に至っては本作はFPSブースト対象なので、より快適にゲームプレイが可能になります。

脇を固めるキャラクターが秀逸

自分が本作で一番評価した点です。今回のサブキャラクター、特にフェイスキャプチャーで出演された俳優さんたちが見事にキャラに命を吹き込んでくださいました。(一部棒読みだとか言われてるキャラはいますが)やはり皆さんハマリ役だと自分は思います。また「龍が如く3」で声のみで別キャラを演じた「宮迫博之」さん「藤原竜也」さんが今回はフェイスキャプチャーで出ています。個人的にはここが一番驚きました。

DRO

一番のハマり役は、以前の記事でも書いた通り「北野武」さんと「宮迫博之」さんです。(他のキャストでは、小栗旬さんもかなりハマり役です。)

サブストーリーが少なくプレイスポットも控えめ

今回のサブストーリー等がフルボイス化がされた一方で、容量の問題か?サブストーリーとサブコンテンツが控えめだと思いました。特に内容的に「ハマる」要素が他シリーズに比較すると少ないです。一番ストレスになったのは「ハルトあやし」というサブ要素は個人的には不要なコンテンツでした。数歩歩くたびに赤ん坊が泣いて、その都度あやすという仕様が…正直億劫でしかありませんでした。(実際の子供をあやすのは好きですけど)

終盤の「ある誇大演出」に違和感

詳細は伏せますが、終盤で大掛かりな演出があります。これが重要な側面ではありますが、その描写が自分的には「現実離れ」感を出してしまって、だいぶマイナス要因でした。一気に「安っぽくなってしまった」という言い方がしっくりくるのかもしれません。

物語の結末は自分的には「仕方ない」

これも詳細を伏せますが…賛否分かれる点でもある結末については「もう少しなんとかならなかったか?」と違和感を持ちつつも「仕方ないよね」と納得するしかありませんでした。個人的には沢村遥の赤ん坊の件などについては、そこまで嫌悪感はありませんでした。一番気になったのは、むしろ先ほど触れた「誇大演出」と「サブコンテンツの少なさ」「戦闘の単調さ」でした。ここが改善されていたら自分的にはかなり上に入るんですが…それだけキャラクター設定が秀逸なんです。(あくまで個人的な意見ですが)

第6位:龍が如く極み

ストーリー

1995年、親友の錦山と最愛の女性をかばうために「親殺し」の罪を被り10年の刑を終えて神室町に戻ってきた桐生一馬。そんな中母親を探す一人の少女「遥」に出会い、行動を共にする中、東城会で起きた100億円盗難事件に彼女が関係あるとして、各勢力から命を狙われることに…

原点にして王道なストーリー

極道の道を歩む桐生一馬の前に突如現れた一人の少女。後に展開される数多くのストーリーの原点となる「桐生一馬の人間性」をある種、構築するようなエピソードになります。発売した当時は「変なヤクザもんのゲームがある」と噂になって、徐々に評価が上がってきた作品ではありました。極道のものと少女の関係設定や箱庭形式のアクションゲームがあまりなかったのもヒットにつながったと思います。また、「極み」では追加要素として「親友・錦山の空白の10年間」に触れています。オリジナルでは語られなかった要素になりますが…ある種この追加エピソードを含めた上で、本作が「完全版」として成立しているのだと思います。

バトルシステムは「0」の良いところを継承

バトルスタイルのベースは「0」になり、オリジナルよりも状況に応じてスタイルチェンジをして戦うことが可能になりました。また、「0」で不評だったギアシステムは廃止され、スウェーが実質強化されたのでスムーズにバトルが出来るように改善が見られたのはかなり好印象ではありました。

初代作品をリメイクしたためボリューム不足は否めない

龍が如くはシリーズを重ねるたびにボリュームを増しており、本作のベースとなっているのが初代作品のため、ボリュームが少ないです。それを補填するためにお使いイベントなどのサブ要素を追加してますが…それでも物足りなさが目立ちます。(オリジナル版ではなかったポケサーやカラオケなどが追加されていますが、目新しさはそこまでないです。)

「0」プレイ前提の追加要素がある

前提として、極み1、2はリリースが「0」以降になりますので、ファンサービス要素など(セリフ等)は「0」をプレイしていないとわからないところがあります。ただ極み1をプレイしてから「0」をプレイしても「ああ、あの時の!?」と理解できるので特に致命的なものではありません。

追加要素「どこでも真島」に賛否あり

シリーズ屈指の人気キャラクター「真島吾郎」。彼はオリジナル版では当初「モブ扱い」程度のキャラでした。しかし回を重ねるごとに人気が出てきて、いつの間にか人気ランキングで桐生一馬を抜いて1位になったこともあります。オリジナル版でも登場が少ない、またコンテンツ不足の救済処置として追加されたのがこの「どこでも真島」でした。内容的には真島が桐生をずっと監視するという設定で神室町中でストーキングし、遭遇するとバトルを吹っかけてきます。

ファンにとっては嬉しい内容ですが…エンカウントが理不尽だったり、メインストーリーの絡みの中で若干矛盾を生んでしまっている場面が多少あります。ここは賛否がわかれる点ではあります。シリーズ未体験な方には十分おすすめ出来る内容ではあります。他のタイトルと比べると若干見劣りするところがあります。しかし、第一作目のリメイクとしては良作だと思います。

まとめ

歌舞伎町

今回は個人的な龍が如くシリーズの面白い順を考えてみた「中編」になります。

極み2のFPS問題が解消されたら、もっと上位に行けると思うのですが…2のストーリーがそこまで世間的には高くないようですが、自分は好きなんですよね。龍が如く6については、もう少し評価されてもいいと思います。ただ不満点もある程度納得できるので何とも言えませんが、自分は度々広島に行きたくなって再プレイをしてしまうんですよね。ライト層向けだと思うんですよね、他のシリーズよりサブコンテンツ控えめなので。

後編の記事は下記

以上、個人的龍が如くおすすめ順についてでした。

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