”ゲームをやるのに理由なんてない。”
現在ゲーム業界の媒体が技術の進歩によって大きく変貌を遂げようとしています。これは大げさな話ではなくて、極端な話をすると
「ソフトの要求するマシンスペックの均衡が崩れ、マルチプラットフォームが台頭してきたしまった!」
という古参ユーザーからすれば驚異的なことが起こっているのです。実際、自分は据え置き機はPS4で止まっていたのですが…現行のゲームの要求スペックを見たときに震えました。「そろそろゲームやりたいなー、なんなら最新ゲームも少しやりたいな!」と思い立って、約7年ぶりにゲーム機購入を真剣に検討しました。
その際に衝突した壁
「ゲーミング機とゲーミングPCはどっちがいいのか?」
という、以前だったらそんなに悩むことがなかった、新種の「命題」について1人のIT従事者として、真剣に考え、実際購入するまでの脳内整理の内容を記事にしました。今まさにゲームやりたいなと思っている方に参考にしていただければと思います。
モニターについての記事は下記
マイクについての記事は下記
結局どれを買えばいいのか
「やりたいゲーム」で決まります
ここではっきりしたいのは、ご自身の中のキラータイトル(そのためにゲーム機を購入するような面白いゲーム)が決まっていて、それが専売タイトルだった場合は、もうそれを買ってください。
ゲームは何のために買うんですか?そうです、プレイするために買うんです。決してSNSで「買ったった!」でマウントを取るために買うわけではありませんよね?純粋にプレイを楽しむために買うんですよね。なので大体ここがはっきりしてたら迷う必要はほぼないと思います。
マルチプラットフォームで迷っていたらどうすべきか
「理想としているプレイ環境」に依存します
正直、これが全てだと自分は思います。現在の次世代機とされている機種に対してゲーミングPCのほうが圧倒的に処理速度が速いです。これは比べ物になりません。ただ、金額も比べ物になりませんので注意してください。
ゲーム描写で比較図にすると、こんな感じになります
※あくまで理論値の中での最大出力。seriesSはタイトルによっては4K相当の画質領域で60FPS出力は実質可能(ただし処理が遅くなる可能性大)またタイトルによっては最大FPSが設定されているのでそこは超えられない壁となっています。
FPSとは「動きの滑らかさ」を表す単位で、主にプレイに影響を与えます。フルHD→2K→4K→8Kというのがディスプレイの解像度で右に行くほど高画質になります。マルチプラットフォーム展開があって、FPSゲームや大型RPG(サイバーパンク2077など)を快適かつ本格的に(120FPS以上)やる場合は、正直ゲーミングPC一択になります。そもそもゲーム機の許容範囲を超えてますので、必然的にそうなりますね。
最適化されてたらゲーム機で良いのでは?
正直、それ以外の方でPC専売に興味がなければゲーム機で充分遊べると思います。ただ注意をしていただきたいのは、大型RPGの場合、カタログスペック通りの理論値が絶対出るわけではないので注意が必要です。
例)龍が如く8の場合 デフォルトで60FPS
ゲーム機環境だったらフルHDでしたら差はありません。しかし、PS5でもseriesXでも場面によっては多少カクつきます。seriesSに至っては人が多い場所(ビーチ)では確実にカクつきます。
ゲーミングPCで龍が如く8を快適にプレイする環境を構築する場合は、GPU(グラフィックボード)をフルHD~2K程度でRTX3070以上、4Kになると現行上位のRTX4080程度を用意しないとカクつきます。仮にRTX4080積んで(CPUやメモリも相性を考慮して少し良いものを積んだとして)BTOで見積もり取ると、メーカーやパーツによりますが、PC本体だけでも30万くらいは少なくともかかるとは思います。
この件に関しては「いや、そこはパフォーマンスモード入れてくれよ!」と思いましたけど、マルチプラットフォーム展開をしている時点でお察しな案件でした。
ゲーミングPCを購入する場合の注意点
ここでやっと専門性を出せるのですが、ゲームの動作にはマシンスペックが要求される以上に、各パーツへの負荷がかなりかかります。一般的な利用用途(ビジネス利用など)の場合の寿命は5年程度とされています。
それに対して、ゲーミングPCについては大体2~3年程度と言われています。これは構成と利用頻度など細かいところで差が付きますが、単純に映像描写にかかる頭が2つ(CPUとGPU)あって、それぞれに負荷をかけながら利用をします。
仮に高負荷をかけながらプレイを平均5時間程度毎日やっていたら劣化速度は早まります。あと注意しなくてはいけないのが熱を逃がす機構作りには妥協しないことです。これは空冷式ではなく可能であれば水冷式を選択したり、ノートではなくデスクトップ(自分は絶対デスクトップ)で構成をするほうが延命が出来る可能性があります。
それを踏まえた上で、一度自分自身でBTOサイトを見て回ってください。絶対に量販店では買わないように注意してくださいね(カスタマイズできない場合があります)
ここまでの説明を体系別にまとめると
専売タイトル層:何があってもゼ〇ダをやりたい!
それぞれあった機種を買ってください
カジュアル層:フルHDで動けば多少カクついても別にいい!
XBOXseriesS
ミドル層:4Kでも快適に最新タイトルをやりたい!
PS5、XBOXseriesX
スネ夫層:今度従兄が庭のガレージでゲーミングPC作るんだ!
ゲーミングPC買え
と区分けが出来ると思います。※スネ夫層はむしろゲーム機+ゲーミングPCというかなり夢の構成を組むことが出来ます。実際にそういう方は結構多いのではないか?と思います。(ただし、そのような方は自分で頑張って稼いでると思います)
結局自分が購入したのはこちら
はい。XBOXseriesSですね。さんざん調べたのに、結局これでした。単純にFallout4をバニラ(MODなし)でプレイできればいいやって思ったからです。さらに龍が如くシリーズも(ゾンビが如くと見参以外は)プレイ可能ですし、何といってもStarfieldがプレイできるのも理由としてあげられます。
単純に圧倒的なコストパフォーマンスがさらに背中を押してくれましたね。seriesSをゲーミングPCに換算すると、大体RTX3070以上のミドルスペックやや下の位置のPCとほぼ同等かな?(価格帯12~14万円くらい?)と思いますので、フルHDでプレイするにも、多少カクついてもいいと思ったのでそれにしました。
龍が如く8やったときにはさすがに「うわ、これはゲーミングPCほしくなるな」と思いましたけど、概ね満足しています。seriesXに買替も少しよぎりましたけど…だったら次世代また来た時に検討しようという脳内会議で無事落ち着いたわけです(僅差で)
もし自分が真剣にゲーミングPCをBTOサイトで組むんだったら
あたりを狙います
現行ミドル~ハイに近い構成にはなりますが、やっぱり職業がら妥協はそんなにしたくないというか…ただ、そもそも自分はフルHD解像度のモニタでしかプレイを前提にしてないのでこのスペックがあれば大体対応が出来ます。
価格帯もBTOサイトによりますが、概ね25、6万円程度なんですよね。ゲーミングPCだとパーツ買い足して延命したりカスタマイズしたりっていう昔ながらの遊びが…できなくはないのんですが、現実的ではないかなと個人的には思います。劣化が激しいので、買い足しを繰り返していると
「だったら新しい構成でまたPCを購入したほうがよくね?」
になると思いますので、自分だったら現行ミドル程度でガタが来たら買替を検討しますね。(GPUなんて…軽く13万くらいしますからね…)
BTOサイトおすすめは
何を優先するかによります。またパーツスペックを同じにして価格比較してみるのもいいかと思います。自分が現在検討中にサイトを比較したときに見つけて、単純にコストで「安い」と思ったのは「FRONTIER」になります。
マザボの商品詳細までチェックできるのも自分にとってはプラスではあります。納期優先だったら「ドスパラ」一択なんですけどね。あとはデザイン重視の方もいるかと思いますので複数サイトをチェックしていただくことを強くお勧めします。
↑こちらが安いで目についたサイト「FRONTIER」になります。
まとめ
趣味の話題を記事にしているとやはり楽しいですね。仕事の記事を書いているときは正直「こんなことあったよな」と思いながらそれはそれで楽しいんですけど、趣味全開の記事はノンストレスで書けるし、余計なことも書きそうになっては削除してます。
概ね今回の記事で頭を整理して、あとはお財布と相談すれば解決できるのでは?と思ってます。この手のまとめサイト様やまとめ動画様などは山のようにありますのでよく吟味すべきものだと思います。なんにせよ、全体的に高いです。
以上、IT事業者が考察すると謳っている割には殆ど素の状態で書き上げたゲーム機、ゲーミングPCどっち買うの?というお話でした。