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【ひどい】龍が如く実写ドラマを観てみた④:第四話「シン100億円の鍵を握る少女」【ネタバレあり】

アイキャッチ:龍が如く実写ドラマを観てみた④:第四話「地下闘技場に出る意味」「シン100億円の鍵を握る少女」【ネタバレあり】
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Amazonプライムオリジナルドラマ「龍が如く~Beyond the Game~」を視聴しました。今回は前回の続き、第四話のネタバレあり感想とゲームとの違いを解説と考察をしていきたいと思います。視聴予定の方は視聴してからお読みください。

ドラマとゲームのネタバレがありますので未視聴の方やゲーム未プレイの方はご注意ください。また個人的な感想や考察を多分に含みますのでご了承ください。ゲームとの違いなどを主に記事にしています。

前回の記事はこちら

目次

大石とアイコ100億円強奪

秋山100億
ざっくりストーリー

2005年7月23日、大石とアイコは新宿の悪魔の入り知恵で近江連合のトラックを強奪します。そこの荷台には100億の札束がありました。結果的にこれをアイコが独り占めする形になります。7月29日桐生と由美は大阪蒼天堀に向かい、アイコの行方を追いヘブンズバーに向かいます。その道中で近江連合の鶴田に招かれ近江連合の本部に向かうのでした。

新宿の悪魔との関係性が意外とあっさり大石の口から出てきました。恐らくは「近江連合のトラックを襲え」としか言われてなかったのですが、荷台には100億円の束が段ボールに隠してありました。それを見つけたアイコはこの金を強奪することを決心します。今回はゲームからのオマージュは少なめです。

大阪「蒼天堀」に向かう

蒼天堀

ゲーム中でもお馴染み「蒼天堀」に向かう桐生と由美。ゲーム中ではお馴染みのロケーションになります。道頓堀を模した架空の町ですが、龍が如くでは度々この地名が出てきます。作中で初めて登場したのが龍が如く2です。近江連合のお膝元としてこの町と「新星町」を往来してました。(極み2だと新星町はカットされました。)

遥は生意気なだけ

遥

由美の家で悠々自適に生活をしている遥は原型がないオリジナルレベルのキャラになっています。シッターさんの料理に文句をつけたり、由美にかなり悪態をついたりします。ゲームファンから「誰?」と言われてもおかしくないギリギリ名前が同じなアナザー遥ではあります。今後変貌するかはわかりません。

オリジナル要素が多いのは良い

商店街で桐生と由美を拉致しようとした近江連合の「鶴田浩二」や「西谷」、蒼天堀で路上漫才をする「アメリカンベイビーチキン」由美がアイコと95年にニアミスした「ヘブンズバー」などは本作オリジナル要素として登場します。(自分の記憶ではいませんでしたが、何か関連性があればコメント欄などで教えてください)近江連合は2006年段階だと近江四天王がいますが…そこは特に触れる必要がないので割愛します。

DRO

オリジナル要素が多いほうがまだドラマに集中出来るので自分としてはウエルカムでした。

近江連合本部と堂島の龍

郷田仁
ざっくりストーリー

近江連合会長の郷田仁と対峙する二人。由美は100億円を強奪した大石の落とし前として襲撃されたことを知ります。しかし満喫の爆破は別のものと聞かされます。由美は不詳の姉の落とし前のために命を張り、3日間の猶予を懇願しますが、郷田からは「1日の猶予」を与えられます。錦山と連絡を取り、再びアイコの後を追うことになります。

ここで龍が如く2の近江連合トップの「郷田仁」が登場します。ゲームの要素で言うと今までで0、1、2、4と広範囲でゲームの要素を含んでいる印象です。また郷田仁はどちらかと言うと「温厚で冷静で穏やか」なイメージがありますが、本作中だと豪快な親分肌のような人物として登場します。

桐生の応龍の目

応龍

郷田仁と対峙した桐生。サウナにいるところに招かれて「暑いから脱げ」と言われ応龍が見られます。キービジュアルでもあったのですが、この時点で応龍の目はありません。後に語られますが応龍の目が彫られる前の状態にあります。ゲーム中だと龍が如く0の段階では色すらない状態で、1では完全体になっています。本作中の意味合いとしては色々と推測できる材料になります。

堂島の龍の意味合い

桐生

郷田の話によると「クーデターの時に堂島の龍に壊滅させられた」という事実が出てきます。桐生が憧れた地下闘技場の「堂島の龍」を指します。むしろ彼のほうがゲームでの桐生一馬に近い存在なのでは?と思わされますが、圧倒的な武力を持った人間が堂島組に居た、もしくは居るという事実がここではっきりとします。

DRO

「堂島の龍」がまだ実在して、今後のストーリーに絡んでくるのか?と一人で想像してしまいました。

桐生は終始空気のような存在

桐生

商店街で拉致されそうなとき車を手で止めたりと強そうな場面が出てきますが、基本的にゲームで見られるような男気は皆無です。由美のほうが命を貼って郷田と交渉する中ただ茫然と見守っているだけです。飲み屋で由美にタジタジになって誤魔化すような仕草があったりとかなり頼りない印象です。これは10年間監獄にいた「浦島太郎」状態を演出するためかもしれませんが、ファンとしては「頼りない」と思ってしまったのかもしれません。

DRO

この10年間で若かった彼らが成長したという印象を与えるための演出かもしれません。恐らく今後のストーリーでもリフレインされるのかと思います。

地下闘技場に出場する意味

地下格闘場
ざっくりストーリー

1995年、劇場前広場でミホが突然倒れます。原因は腎臓の悪化で人工透析を余儀なくされます。移植が必要とあり桐生、錦山、由美は資金繰りに奔走されます。桐生は地下闘技場に直談判し出場、連勝を重ね当時の王者である「皇帝」との対決までこぎつけます。しかし堂島組長から錦山に桐生が負けるように八百長を持ちかけれます。

以前アルコールの過剰摂取で倒れていますが、恐らくその後も仕事で無茶をしてきたのかもしれません。人工透析が必要、さらにドナーというキーワードが出てきたあたりゲームと似たような状況になってきました。これは完全にフラグが立ったと個人的には思ったのです。このフラグが誰の人格を変えたか…は影響力が恐らくゲームより多いと思われます。

資金繰りのために地下闘技場へ

闘技場の桐生

堂島の龍に憧れた桐生はどことなく「若者が憧れの仕事についた満足感」に似たワチャワチャ感がありました。しかし状況は移植手術のための資金集めとして地下闘技場が唯一残された資金集めの「仕事」になりました。ここから本格的にトレーニングをしますが、あれだけ嫌っていた風間新太郎に何故かトレーニングをしてもらいます。背に腹は代えられないのか?よくわからない展開だなと個人的には感じました。

地下闘技場について

花屋

地下闘技場は2005年、龍が如く1でサイの花屋が支配人として君臨していました。ただ1995年時点ではゲームでは定かではありませんが、本作中だと堂島組長が仕切っていたような描写があります。また豪華な内装の会場も金網もなく、どこかの地下の広いスペースで観客が壁のようなストリートファイトのような環境になっています。リアルと言えば本作のほうがリアルだと感じました。

錦山血液型でドナーになれない

錦山

ミホの移植について錦山は血液型が適合しないという理由でドナーになれませんでした。またこの頃から謎の中国医者に自分の血液を売ったりと「闘技場に出れないながら金策に走る」健気な錦山が描かれます。由美も給料を前借するなど3人それぞれ出来る範囲で金策を行います。ゲームでは錦山組の構成員にシノギを教わったりしますが…後の闇落ちの原因になってしまいます。錦山はゲームでは「うかばれないキャラ」でもあります。

DRO

この頃アイコが由美の前に突然現れ、金策していた金を堂々と盗みます。根っからの悪でした。

不完全な応龍と八百長

ある日錦山は堂島組長に「桐生が負けさせろ」と言われます。強くなりすぎた桐生と現王者の「皇帝」の試合に八百長をかけて金を稼ぐように仕向けるのです。人気を逆手に取るということはオッズの問題でしょうか。元々堂島組長は桐生に「勝つたびに応龍の墨を入れる」と約束しています。2005年に目が入っていないとすれば…自ずとこの八百長が成立したのではと推測できます。

DRO

兄弟のような存在を裏切れと言われて葛藤する錦山がここで描かれます。

100億円の鍵を握る少女

遥
ざっくりストーリー

2005年、劇場前広場で大石が死体で見つかります。胸には「新宿の悪魔」のシンボルが刻まれており、彼らの約2年ぶりの犯行になります。行方をくらましているアイコからは長野県の「女神湖」から死を連想させる手紙が届き、それを見た遥は1人でアイコの行方を追います。一方「新宿の悪魔」のスズキはサイの花屋を脅し、アイコの居場所を探るために遥の行方を追うようになります。

ついに新宿の悪魔が現れて大石を殺害します。わざと目立つところに大石の死体を隠し目せしめにします。またこのアイコからの不自然な手紙と遥の行動…ゲームとは違った形で「100億円の鍵を握る少女」として遥をクローズアップするような流れになります。

峯と浜崎も登場して3の要素が出てくる

浜崎と峯

東城会本家での会合に龍が如く3で登場した「峯」と「浜崎」がモブとして登場します。名前がたまたま一緒なだけかもしれませんが、幹部として登場します。嶋野とひと悶着ありますが、特に印象はなく「峯と浜崎まで駆り出されるのか」と半ば呆れながらも見ていました。峯は切れ者として堂島大吾を崇拝する大幹部の1人で、浜崎は桐生に重症を負わせるくらい曲者でしたが、4では冴島を救って命を落とした男です。峯は特に人気が高かったですし、浜崎も見直した方が多かったのではと思います。それが、本作ではモブ出演を果たしました。

10年前の出来事から3人の関係が壊れた。

三人

完全にフラグが成立したのが由美の言葉です。「10年前の出来事で3人の関係が壊れた」=「4人ではない」すなわち「ミホの死」を連想させる発言になります。彼女の死によって生き方を変えられたのはゲーム中では錦山だけでしたが、本作では恐らく3人全員の人生を変えた出来事なのでは?と推測します。由美の桐生に対するそっけない態度などここである程度納得出来た気がしました。(ミホの死はあくまで推測ですが)

サイの花屋の死?スズキとは?

サイの花屋の内通者の手招きで新宿の悪魔がアジトに突入してきます。彼らはアイコと100億円の行方を追って遥の場所を花屋に強引に調べさせます。手招きした内通者と、警察が放った犬(新宿の悪魔内の内通者)を殺し、長野の「女神湖」に向かう遥を確認し、後を追うか?というところで今回は終了になりました。ここで首謀者として出てきた「スズキ」と言う人間…奇しくも龍が如く5で桐生が名乗っていた偽名と同じ名前ですが…正体が気になります。

まとめ

家族でテレビを見ている

今回で4話目、後半に突入してだいぶ伏線回収が進んでいる様子です。ゲームとの乖離にはだいぶ慣れてきましたが、ゲームに近い表現があるので、そちらと似たエピソードになると「あ、ミホこれ死ぬのかな?」とか「ドナー提供で騙されるのかな?」と勘ぐってしまいます。ここを変えてくるのか?または同じ展開なのか?で評価や感想が変わってくると思われます。

以上、実写ドラマ第四話についてのネタバレ感想とゲーム的補填でした。

アイキャッチ:龍が如く実写ドラマを観てみた④:第四話「地下闘技場に出る意味」「シン100億円の鍵を握る少女」【ネタバレあり】

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