今回は人生初ミラーレス一眼レフ「ZV-E10ⅱ」を買った率直な感想を記事にしました。スマホなどは使い倒していた自負があったにせよ、そもそも一眼レフでは考え方が違うことをまざまざと知り驚愕しました。今後購入予定がある方や迷っている方は参考程度にお読みください。
VLOGCAM「ZV-E10ⅱ」とは?
SONY「VLOGCAM ZV-E10 II」公式サイトより引用
SONYが発売した名器「ZV-E10」の正当後継機のミラーレス一眼です。価格帯はミラーレス一眼としては低価格を自負していた先代と比べると金額がだいぶ上がっていますが、その分機能も大幅に向上してます。VLOGCAMはVLOG向けに開発されたカメラの総称で、動画に特化したシリーズで、さらに本器はαシリーズを継承した写真性能も完備しています。超優秀なカメラなんです。
ざっくり言うと「手振れ補正そこそこな優秀なビデオ機能が付いたミラーレス一眼」の位置。フルサイズではないけど写真も綺麗に撮れます
高解像度で写真も動画も撮れる
おまかせモード:ボケ補正でキットレンズを使って撮影「長男」
サイズはスマホの13倍の「APS-C」で画素数は2600万画素あり、綺麗な写真が撮れます。さらに言えば動画も4K対応でフレームレートは30~60の動画が撮れます。ビデオカメラに匹敵する綺麗な動画も撮れるので単純に「ビデオカメラ買うんだったら今後の趣味になるかもしれない写真も綺麗に撮りたい」と考えたのが今回購入したきっかけにもなりました。
センサーサイズの違い「SONY」公式サイトより引用
フルサイズに比べると映せる範囲は狭くなりますが、被写体を大きく撮ることが出来ます。スマホより大きいので加工にも耐えられるサイズになります。
一眼レフよりコンパクトでレンズ入替が楽しめる
Googlepixel7aで撮影
ミラーレスとは一眼レフ本体の中にミラーが入っていない構造のカメラになります。そうなると単純に奥行が狭くなりサイズがコンパクトになります。ただあくまで一眼レフなのでレンズは用途に合わせて交換をして撮影をするわけです。これが面倒と考えるか楽しみと考えるかは人それぞれですが、撮影に合わせることによって綺麗に撮影が出来る反面、どうしてもコストはかかってしまいます。
ミラーが回転して転写する機構が一眼レフ。「カシャ」という音はこのミラーが回転する時の音だったりします。その名残でデジカメとかも人工的に似た音をつけているというわけです。
動画特化で熱にも強い
VLOGAMシリーズは動画特化の機能がついたカメラになります。なので「4K60P動画撮影」「指向性変更が可能なカプセルマイク」「本体の軽さ+手ぶれ補正」「耐熱対策」など動画撮影に嬉しい作りになっています。熱耐性に優れているということは「熱での動作停止」がなく長時間撮影が出来るということです。せっかく綺麗に取れても20分くらいで使えなかったらマジで意味がありません。この点も自分に刺さった特徴の一つでもあります。
撮影耐久性が高くて上位機種が25分くらいで熱停止しのに、ZV-E10Ⅱは2時間以上撮影が出来るようです!
ダブルレンズキットで格安にレンズが買える
通常用途のレンズ+望遠レンズのセットでかなり安く購入が出来ました。これは単品購入に比べた話ですが、概ね同型のレンズを単品で買うと各3万円で計6万円かかるところが、わずか2万円で購入が出来ました。これは価格だけで考えると安い。ただしそれがベストな撮影が出来るか?と言われると正直意見が分かれるところです。
※購入時は153,000円。現在は160,400円とのこと。それでも3万円はお得に購入が可能です。性能は標準です。
自分がZV-10Eⅱを買った理由
ボカシなしでキットレンズ等倍を使って撮影「公園と長男」
そもそもド素人の自分がミラーレス一眼を買ったか?その理由をまとめました。これは同じ悩みを抱えている方にとってはある種参考になるかと思います。きっかけはベタな考えですが、色々と悩みました。動画を撮る目的だけではない「付加価値」を考慮した結果になります。
購入目的は「子供のイベント動画用」
これが全てのきっかけであり目的でした。運動会の動画をスマホで撮ったら「ズームが効かなくて使えない」と判断。であれば「光学ズームに特化したスマホに代えればいいのでは?」と考え「Google pixel9Pro」を検討。しかし高いし動画特化なら「ビデオカメラ」では?と考えました。でも結果的に購入したのは「ミラーレス一眼」でした。
スマホやビデオカメラの記事を書いていたのは実は悩んでいたからです。
動画+写真が綺麗に撮れて趣味になる
ビデオカメラに勝っているのはやはり「静止画(写真)」が本格的に撮ることが出来る。これが自分の中でかなり刺さりました。今後数十年子供という被写体は確定しているし、写真自体はスマホレベルで結構撮っていたのがありました。高い買い物するならばビデオ特化より活躍するシーンが増えたほうがいいと考えたわけです。
価格も結局2万円しか変わらなければ…拡張性と手軽さを考えればミラーレス一眼のほうが個人的には刺さりました。
操作がシンプルで簡単だった
色々なレビューなどを拝見すると「圧倒的初心者向け」「ステップアップするための入門機」という位置づけな機種になります。確かに操作性は簡単で、使いたい機能は付いています。手元のボタンが最小限に抑えられていて直感的に使っても迷いません。(個人差はあります)ただ設定値などは専門的なものがありますので多少は調べる必要があるとは思います。その点もSONY公式サイトやYoutubeなどでも情報はゲットできるので安心です。
ド素人から見た【SDカード】
本製品はかなり優秀だとド素人でもわかります。何故なら簡単な操作で手ブレもあまりせずに綺麗な動画や写真が撮れたからです。特に編集をしたいとかはなく単純に「子供たちの成長を綺麗な状態で残したい」という一念だけなら本当に文句はありません。しかし、実際使った中でわからなかったことをまとめてみました。
SDカードがないと写真も動画も撮れない
よく購入必須アイテムで「SDカード」って書く方が多いですが、本当に必須アイテムです。何故なら差し込まないと記録が出来ないから。本体にはデータ容量がありません。なのでSDカードの購入が必須です。さらに言えば4K動画を保存するためにはある程度のグレードのSDカードを買う必要がありました。これはマジで説明までちゃんと書いて欲しいと思ったところです。必死に調べましたので参考に共有します。
SDカードの選び方
ビックカメラ公式サイト「SDカードの選び方」より引用
要点をまとめると以下になります。単純に「転送スピード」「容量」「本体に準拠した規格」が必須です。それを踏まえると品物は限定的になるんですけど「メーカーが多すぎる」問題があります。一部ではサンディスクが至高という意見などが垣間見れますが…正直自分だったらキングストンでいいと思います。
- 転送速度:100MB以上
- UHS-I規格:Ⅰ以上
- 容量:128GB以上
- スピードクラス:10(固定)
- ビデオスピードクラス:V30以上
- UHSスピードクラス:3以上
転送速度は秒での転送容量で、UHS-I規格はこの転送速度に依存しますがデジカメによって違いがありますが、ZV-E10ⅡはUHS-Ⅱに対応してます。転送速度が早ければシャッタースピードが速い場合にも対応が出来ます。性能を最低限確保する場合はこの数値を考える必要があるとのことです。ビデオスピードがV30以上ないと4K60Pの動画は対応が出来ないと考えていいらしいですね。
SDカードと読んでますが、容量的にはSDXCカードが正式名称。SDカードは昔の容量が低いものを指すそうです。
おすすめSDカードと購入先
個人的なおすすめはスペックが問題なくコスパが良い「キングストン SDXCカード 256GB:SDR2V6」。UHS-ⅡでV60に対応。転送速度も280MBあるので我々素人でもストレスなく利用が可能です。価格はAmazonで8,980円とめちゃくちゃ安いです。某メーカーだと同性能で15,000円台。購入はAmazon一択です。なぜなら並行輸入しているAmazonに比べて、家電量販店は同じ製品でも倍以上の値段になるから。もちろんAmazonは正規品を取り扱ているので安心して購入が出来ます。ただし無名品はNGです。
まとめ
ボカシありでキットレンズ等倍を使って撮影「長男のケーキ風小物入れ」
今回は思い切って購入したZV-E10Ⅱについて記事にしました。子供の思い出を撮るために買ったのはいいけど、すごい楽しくてついつい弄り倒してしまっているのが現状です。今後も使ってみた感想などを素人目線で記事にできればなあと思います。とにかく色々と用意するものがあって忙しい楽しいです。
以上、ZV-E10ⅡのSDカードについてでした。