今回はクラウドストレージサービス「Googlephoto」「Amazonphoto」の使い方について記事にしました。両方とも一長一短ありますが、大変便利なサービスです。概要を確認して大切な写真や動画を効率よく保存する方法を自分なりに考えてみました。悩んでいる方は参考程度にお読みください。
GooglephotoとAmazonphotoの特徴

両サービスとも代表的なクラウドストレージサービスです。Googleフォトは無料から少量(15GB)利用出来きますが、Amazonフォトは年会費が必ずかかる「Amazonプライム会員」のサービス機能の一部になるのでご注意を。ここではそれぞれの特徴をまとめてみました。
- Googleアカウントが必要
- 写真と動画とGmail合わせて15GBまで無料
- 設定で元ファイルのままアップロード可能

無料だと正直何もできないと思ってしまいます。容量は写真と動画とGmailなどアカウントで利用するストレージ全てを含みます。
- Amazonプライム会員登録が必要(※年額5,900円)
- 動画ファイルだけ5GBまで無料
- 写真はどのファイルでも無制限に利用可能
※Amazonプライム会員は月額だと600円。



Amazonフォトはプライム会員限定のサービスですが、無制限利用はかなり破格だと思います。逆にプライムも写真も動画もあまり利用しない場合はスルーするサービスではあります。
Googleフォトの利用料金


以前はデータ容量制限があったものの容量は無制限で利用出来たサービスですが、現在は15GB以上は完全に有料となりました。追加ストレージについては下記のような価格設定になります。Amazonプライムと違い、ストレージのみコストがかかるのが特徴です。
- 100GB:年額2,500円(月額250円)
- 200GB:年額4,400円(月額440円)
- 2TB:年額14,500円(月額1,450円)
- 5TB:年額36,000円(月額3,600円)
以降、10TB~と続きますが、個人利用で契約する範囲は個人的には5TBまでかと思います。現在自分は200GB(年額4,400円)を利用していますが…かなり容量が圧迫してきました。ストレージプランは多少少ないものの、年額割引が一律でわかりやすいと思います。(AI込みのプランは割愛します)
- Amazonプライムに興味がない
- ストレージだけ使いたい
- 写真動画メール合わせて2TB以上利用する予定がある
- RAWデータを使わない一般ユーザー向け
Amazonフォトの利用料金


Amazonフォトは「プライム会員限定の無制限写真保存サービス」なので、プライム会員のサービスを必要としない人で入りたくない人は使えません。逆に普段からアマプラ会員です!という方には使わないと損をする優秀なサービスになります。写真は追加費用なしなので、下記追加ストレージは「動画」容量のみになります。
- 100GB:年額2,490円(月額250円)
- 1TB:年額13,800円(月額1,300円)
- 2TB:年額27,600円(月額2,600円)
- 3TB:年額41,400円(月額なし)
- 4TB:年額55,200円(月額なし)
- 5TB:年額69,000円(月額なし)
+プライム会員:年額5,900円(月額600円)
100GBの追加ストレージでしたらGooglephotoよりもコスパが良いです。しかし、1TB以降の利用料金を比べるとかなりの差が出てきます。さらに割引率は11%に低下し、3TB以上は月額がありませし、Googleフォトに比べるとかなり高額になります。ただ写真をRAWファイルでいっぱい入れたいユーザーにとっては動画専用のストレージなのでGoogleフォトより少ない容量で済みます。
- Amazonプライム会員に既に入っている
- 写真をRAWデータで保存したい
- 動画を利用する範囲が1TB以下
- RAWデータを多く使う写真ユーザー向け
アマプラ入ってなければGoogleフォトでいいかも


大雑把な考え方ですが、アマプラ会員じゃなければGoogleフォトだけでも完結できなくはないです。年会費5,900円を考慮すると「大きい写真データが無数にある人」以外は実際利用する容量を吟味して一つのストレージサービスを利用したほうがコスパが高いです。さらに2TB以上の利用料金はGoogleフォトのほうが安いです。



写真と動画(一応メールも)含めた容量でトータルコスパを吟味することが大事
VPN接続サービスで1TBのクラウドストレージが使えるNordVPNというのもあります。詳しくは下記記事をご覧ください。暗号化も勝手にやってくれるのでそこそこ優秀です。
アマプラ会員は不足分の動画容量で使い分けを判断する
これまた大雑把な考え方ですが、せっかくアマプラで年会費払っているなら動画ストレージも追加で使えばよいと思います。ただし200GBだけ使いたい、もしくは2TB以上を使いたいと検討しているようであればGoogleフォトとの併用を検討してもいいかもしれません。極力写真データはAmazonフォトに格納して容量を抑えながら不足分をGoogleフォトに格納するとコスパが良いです。



アマプラ会員は多いのですでに入っているなら写真データは全て移動させて容量を節約しましょう
実際の利用例:写真をRAWで保存したい


自分は「Googleフォト」も「Amazonフォト」も使っています。併用している理由は「すでに両方のサービスを使っていて、最近RAWデータを取り扱うようになった」ので変わらず使っています。基本的な考えは先ほど記載した通りなのですが、併用している現状をモデルケースとして使用感などを解説していきます。現状は下記
- Amazonプライム会員:年額5,900円
- Googleフォト200GB:年額4,400円
- みてね:無料



クラウドストレージに毎年10,300円払っている計算になります。
データと格納先


現在利用しているデータを整理し、「動画は一部Googleフォト、写真は全てAmazonフォト」に格納しています。動画については4K で大容量なので自分の場合はローカル環境でバックアップを取っており、代わりにフルHD画質に抑えた動画をGoogleフォトに格納しています。動画の必要容量は200GB想定で以下詳細になります。
- Aスマホで撮影した写真(JPEG)
- Aミラーレス一眼で撮影した写真(RAW、JPEG)
- Gスマホで撮影した動画
- G4KをフルHD化した動画
写真は全てAmazonフォトに入れて容量を節約しています。動画データについても4K動画ではなくフルHDにリサイズした動画をGoogleフォトに格納してバックアップ代わりに使っています。共有サービスのみてねはあくまで親族で楽しむために使っているのでバックアップ目的ではありません。



「みてね」は写真がJPEGで容量削減のためリサイズ、動画が960×540にリサイズされ2分までしか保存できません。完全に共有目的です。
スマホ設定は超重要


自動バックアップ機能は確かに便利ですが、自分のように「写真はAmazonフォト、動画はGoogleフォト」に使い分けたいユーザーは両方のアプリ設定で「自動バックアップ機能」はオフにしてください。各アプリのおすすめ設定は下記の通りです。
- Googleフォト:バックアップオフ、動画のみ手動アップデート
- Amazonフォト:スマホカメラで撮った写真のみバックアップ
自動バックアップをオンにした状態だと2重でバックアップされてしまいます。容量節約のためにも各格納先にそれぞれアップロードすることが大事。Amazonフォトについては「動画バックアップ」は必ずオフにしてください。
ミラーレス一眼で撮ったデータはPCから操作


ミラーレス一眼などカメラを使っている場合はPCからSDを読み取って移動させる必要があります。AmazonフォトアプリをインストールしておくとSDカードを入れるとアップロードするか聞いてきます。アプリを入れて操作もいいですし、ブラウザで入れても問題はありません。使いやすいほうを選んでください。
PC操作をするタイミングでPC側にもバックアップをする


カメラで撮ったデータは全て外付けHDDに格納しています。またスマホで撮影した動画データも定期的にGoogleフォトからエクスポートをして同じように格納すればいいと思います。手間ではありますが、バックアップは自衛なのでやっておいたほうがいいです。クラウドストレージ自体が優秀なバックアップ先でもありますので2か所以上の保存先で管理が大事です。要点は下記記事をご覧ください。
まとめ


今回は写真や動画を保存できるクラウドストレージについてまとめました。正直利用するにはランニングコストは必ずつきものだと言うことです。ただもしもの時のバックアップ保守料としてはいずれも破格な料金設定だと思います。個人でサーバー借りて環境構築するとなると…初期費用も含めると比べ物にならないくらい高いです。あくまで必要経費ととらえて賢く使うことをおすすめします。写真をよく撮る自分にはAmazonフォトは最強なサービスです。
以上、クラウドストレージの使い方、GoogleフォトとAmazonフォトについてでした。