購入して1年経過したZV-E10ⅱ。コンパクトで使い勝手のいい動画性能が高いミラーレス一眼。四苦八苦しながら当ブログでも設定やら個人的意見を並べてきましたが、今回は子供の思い出を高品質で残す方法「4K動画」の設定方法を記事にしました。参考程度にお読みください。
結論:家庭用途ならこの設定で十分

結論から言うと、ZV-E10 IIの4K動画は以下の設定で問題なく運用できると思います。
▶ おすすめ設定
XAVC HS(H.265)/10bit/60fps/4:2:0/45Mbps
この設定なら、
- 4Kでも容量は現実的
- 編集しなくても十分きれい
- 将来用のマスターデータとして残せる
というバランスが取れて「4K=大容量で破綻する」というイメージはなくなり、プロ向け設定を前提にした誤解だったことが理解できます。とはいえ、数値だけ見せられても「具体的に何がいいの?」という疑問しか残らないと思います。この数値に至った話は長々次の項目で説明したいと思います。
ちなみに以前は「H264/8bit/4:2:0/100Mbps」で撮影していました。しかし、この設定にエンコードしたら元の設定の5分の1程度の容量になりました。見た目は全く変わらずにです。
CHUスポーツや水しぶきを撮影する場合はこの数値が全てではありません。あくまで家庭用の子供を撮影する日常動画に適した数値になります。
4Kにする理由


これは完全に自分の価値観的な話なんですが、4Kで撮影する目的は「子供が将来的に見る、または編集素材として使える形で残す」という点。現在はまだまだフルHD全盛の時代なので4Kが完全に普及するにはもう少し時間がかかってしまうと重れます。近い将来、4K全盛になったことを想定して4Kで撮影しようと考えたわけです。
フレームレートは60FPSにしたい
60fpsも同様で、24FPSとか30FPSのように映画的表現というよりは「人の視覚に近い、自然な動きを残したい」という趣味的な理由が大きいです。画質を優先するのが最も一般的感覚なので動画の滑らかさを最低条件にする場合は容量への負担がかかります。ただ、せっかく残すのであればこの条件は譲れなかったわけです。
シェアと編集はフルHD動画を使って容量節約
家族への共有や簡単な編集には、ZV-E10 IIで同時記録している「フルHD動画(プロキシ)」を使っています。家族はみなフルHD環境で動画が見れれば問題ありませんし、編集もカラーグレーディングのような高度な編集はせずに、ほぼ撮って出しか、やっても簡単なエフェクトを入れるくらいです。
4K動画は基本的に
- 編集しない
- たまに見返す
- ほぼバックアップ用途
いわばマスターデータとして扱っています。後々後悔しないように撮影するデータはなるべく多様性を担保したいと思い、この考えにたどり着いたわけです。
「4K=大容量」は必ずしも正しくない


最初に自分が勘違いしていたのが「4Kは必ず容量が大きくなる」という認識でした。確かに4KはフルHDの4倍の画素数を持ちますが、動画の容量は解像度そのものでは決まらないことを知ったのです。この誤解の正体は、「編集を前提にした設定値を鵜呑みにした」という過ちでした。
- コーデックの規格H265/10bitは色情報が多いから容量が高いという誤解
- ビットレートは容量と関係がないという誤解
「H.265は容量が大きい」という誤解
よくある誤解が「H.265(HEVC)は10bitだから容量が大きい」というものです。色の情報をどれくらい保持するかという数値と認識したことによって「ああ、これは容量が大きくなるんだ」と大いに勘違いしていました。
- H.264:8bit(約1,677万色)
- H.265:10bit(約10億色)
数字だけ見ると容量が爆増しそうですが、重要なのは色の数ではなくその「圧縮効率」でした。H.265はH.264より圧縮効率が大幅に高いため、色の情報が増えたとしてもその圧縮率によって、H264で撮影したデータよりもはるかに容量が低くなるのです。
H.265は容量が大きいから再生できないという誤解
H.265で撮った動画がWindowsの再生ソフトで再生できず、「高度な色情報で容量が大きいからだろう」と思い込みH.264で撮っていた時期がありました。実際の原因は単純で、WindowsではHEVC(H.265)のコーデックが有料扱いで標準で入っていないことが多かっただけでした。せっかくの機能を使ってきていなかったわけです。
【重要】動画容量は「ビットレート」で決まる


これが重要なポイントです。動画容量はビットレート × 再生時間で決まります。つまりはフルHDでも4Kでも、ビットレートが同じなら容量は同じになります。解像度が高いから容量が増えるのではなく、1秒あたりにどれだけ情報を詰め込むかがすべてでした。これはかなり勘違いしている人が多いのでは?と思います。
なぜ同時記録のフルHDは容量が小さいのか


ZV-E10 IIで4K撮影時に記録されるフルHD動画(プロキシ)は、カメラ内で自動で意図的にビットレートが低く設定されています。4Kの設定値をベースに「フルHDのプレビュー用だったらビットレートはこれくらい」という基準があり、勝手に生成してくれる機能です。なので役割分担としては下記のようになると思われます。
- 4K:保存・本番用
- フルHD:共有・編集用
この常識を知らないと、自分のように「4K=容量が大きい、フルHD=容量が小さい」と錯覚してしまうのでしょう。
改めて:ZV-E10 IIのおすすめ4K動画設定
家庭用途で「編集なしでもきれい」と感じられる設定はこれです。
H.265 / 10bit / 60fps / 4:2:0 / 45Mbps(XAVC HS)
各項目の意味はざっくり表現すると下記になります。
- H.265:高圧縮・高効率
- 10bit:色の階調が滑らか
- 60fps:動きが自然
- 4:2:0:家庭用途では十分
- 45Mbps:画質と容量のバランスが良い
45Mbpsで足りないケース
以下のような映像では、100Mbpsのほうが描写が安定して画質を担保できると言われています。
- 激しいスポーツ
- 水しぶき
- 細かいノイズが多い映像
ただし、日常やイベント記録では45Mbpsで問題を感じたことは今のところないです。むしろ「これなら4K動画の保管で利用する容量を削減できる」と歓喜したくらいです。
まとめ


今回は4K動画の設定値について考えてみました。小さな誤解からずっと勘違いをしていましたが、現在は快適に動画撮影が出来ています。要点を整理すると
- 4K=必ず大容量、ではない
- 容量はビットレートで決まる
- H.265なら45Mbpsでも高画質
- 家庭用途なら4K運用は十分現実的
このような結果になったわけです。4K動画を撮影することに抵抗がある方はこの記事を見て整理をしていただければ幸いです。以上4K動画設定についてでした。













