今回はミラーレス一眼を買ってバシバシ写真や動画を撮って感じたことを記事にしました。4K動画を撮ってみたものの保管と編集、共有はどうすればいいのか?一番初めにぶち当たる撮った後の処理について個人的にまとめてみました。参考程度にお読みください。前回の記事はこちらから
データ関係などは多少知見があるので参考にしてみてください。
4K動画の保存や共有の考え方
「高画質で思い出を撮って残したい」と考えて購入したのが「ZV-E10ⅱ」。素人がオートモードだけで綺麗な動画や写真が撮れるのはすぐに体感できたし、震えるくらい感動しました。しかしその後の話である「大容量のデータの編集と保存」「家族との共有」について、あまり情報がなかったので自分の環境を考慮して真剣に考えてみました。
4K動画は「未来のため」「編集のため」
よく使われる動画サイズは「フルHD」であり、自分の環境でもこのサイズで十分。しかしそれでも4Kに拘っているのは「将来子供が見返した時に綺麗な動画が見えるようにしたい」のもありますが「動画編集で拡大や加工に耐えられる素材が欲しい」と考えたためです。実際共有する際はフルHDで家族と共有しています。
多分自分たちの代に4K環境になる確率が低いので現状はフルHDでもいいかもしれないです。子供のためです。
低スペックPCは4K動画の色情報をセーブする
- PC:FMV
- OS:Windows11
- CPU:Ryzen7
- メモリ:16GB
- SSD:256GB
- GPU:なし
元々4K動画の編集に耐えられるPCスペックや保存領域を持っていない自分にとってはかなり悩みました。4K60Pの編集は「ギリギリ」出来る位。また色の情報量が多い場合(10bit)は編集が出来ないです。コーデックを入れてもスペック不足で再生すら出来ないのが現状です。なので妥協として「動画の色情報を低く設定をして動画を残す」ということにしました。それでも十分すぎるほどきれいではあります。
4K60Pで「10bit」を「8bit」で残すことにしました。このbitは色の情報を指す記録単位で、8bitは256階調で考えると1677万色。10bitになると10億色になります。かなり重くなります。
8bitは今までのトレンドの情報量です。10bitはかなり高密度なデータ容量と考えることが出来ます。プロレベルのものと考えていいと思います。
撮影データの保存先
- 編集:外付けSSD
- 閲覧と保存:外付けHDD①
- バックアップ:NAS+外付けHDD②
- 全ての写真データ:AmazonPhotos
- 共有用データ:みてね+GooglePhoto
- 一部重要データ:GooglePhoto
以前の記事で紹介したNAS環境もありますが、これはあくまでバックアップ先と考えています。(4Kは大容量なのでNASで編集が出来ないため)転送速度があるSSDは編集用として、閲覧と保存用はデータ単価が安いHDDを用意します。写真データは生データ(RAW)を含めてAmazonPhotosに全て保存。何故なら写真データだけなら容量無制限だから。いつまで続くかわからないけど恐らく写真だけはこっちを使います。
GooglePhotoは容量が少ないので結婚式やイベントのみを動画をバックアップを兼ねて保存しています。
共有データの保存先
公式サイト「みてね」より引用
- 加工後の写真と動画:GooglePhoto
- 家族共有:みてね
共有はフルHDサイズで行うことを前提に考えました。GooglePhotoの少ない領域内で「何かあった場合のバックアップ」としてフルHDで保存させます。家族共有サービス「みてね」については写真と動画は無制限ですが、動画の長さは2分までの制限があります。両親への共有メインなので現状問題ありません。
AmazonPhotosは神
Amazon ‘Potos公式サイトより引用
クラウドストレージで現時点で最強はAmazonPhotos。何故なら写真限定であれば容量無制限で利用が可能だからです。現時点と言ったのはサービス内容が今後変わる可能性があるのでそう書きました。(GooglePhotoの事例があるので)RAWなどの大容量形式の写真やJPEGで撮影した高画質サイズの写真データはPC経由でSDからアップロードしてます。かなり破格のサービスでAmazonプライム会員なら追加料金なしで利用が可能です。
Amazonプライム会員登録で無制限写真管理
DaVinciResolveで動画編集が神
公式サイト「DaVinci Resolve 19」より引用
動画編集ソフトでおすすめなのが「DaVinciResolve」です。自分はフリー版で十分。ただし、推奨スペックに足りないPCで編集をしてますので、かなりストレスになります。2~3分くらいの動画を作るなら目をつぶれるレベルだと思いますが。(プレビュー画面が遅延したり、データ書き出しが遅かったりありますが)有料版は正直プロ仕様なので今の未熟な自分にはしばらくフリーでいいやと思っています。編集用PCについては下記記事でまとめています。
ゲーミングPCでも使えるスペックのPCが必要。というか動画編集をやってみてマジで欲しくなりました。
ZE-10ⅱの動画や写真の共有方法
ミラーレス一眼のデータのやり取りはスマホに比べると面倒なイメージがあります。確かにデータを直接保存管理するスマホに比べると作業が1つ2つ増えます。これを楽しめるかは人それぞれですが、ある程度工数を削減して環境を利用するためにしたことを下記にまとめてみました。
高画質と通常画質を一度に保存する設定
動画は4K60P8bitで保存を念頭にしていましたが、撮った後にフルHDに可変するのは非常に面倒。なので本体側の設定で「プロキシー設定を有効にして、保存形式をXAVC HS HD」にして4KとフルHDを両方保存するようにしました。写真も生データである「RAW」形式と「JPEG」形式を同時に保存する設定をしました。これによって後々の変換作業が不要になります。非常に便利です。
カメラ本体側でプロキシー動画は閲覧できず、120Pにするとプロキシー設定は出来ません。
共有データの移し替えはBluetoothが使えた
スマホアプリを利用して写真は2MBに圧縮したもの、動画はフルHDに変換されたものをBluetooth経由で簡単にスマホに取り込めます。自分のスマホではそのままGooglePhotoに格納されるので、そちらから「みてね」などを経由して家族にも共有が出来ます。共有とサイズダウンのデータをGooglePhotoにバックアップも出来るわけです。
アプリ側で転送時に適応したサイズにリサイズしてくれるので面倒臭さはありません。それでも動画には多少時間がかかります。
生データはSDカード経由でPCへ移す
ケーブル経由でも出来ますが、別売りになっていて買うのも面倒なのでSDカードから直接取り込んでいます。4K用に転送レートが高いSDを使っているので特にストレスなく移動が出来るのが嬉しいです。SDカードのスペックが高ければケーブルも不要だと思います。PCを開くのが日常的なので特に億劫にはなりませんでした。
おすすめSSDとHDDの容量について
生データを保存する領域になりますが、外付けでも転送レートは問題なくクリアできます。ただし、SSDのほうが転送レートが高く、ストレスがありません。が、価格が高いです。編集を目的とした動画を保存する領域、つまりは本体の足りない保存容量を補填する目的で購入しました。バッファローの「SSD-PG1.0U3-B/NL」1万円少しで1TB。ポータブルで持ち運びも出来るのでかなり便利です。色々な用途で使える良品です。
自分のようなライトユーザーは500GB~1TBくらいが妥当だと思います。
HDDは転送レートが低いものの4K動画は問題なく閲覧することが出来ました。耐久力もSSDに比べると弱いですが、容量単価がかなり安くなりました。HDDは「消耗品」として考えてなるべく容量が多いものを買っています。バックアップはNASでやっているのである程度は安心です。バッファローのAmazon限定品「HD-AD4U3」は4TBで14,480円なのでかなりお得です。乖離的な容量で激安なSSDやHDDは絶対買わないほうがいいです。
結局安心感があるバッファローになってしまいます。
まとめ
今回は動画の保存と共有方法について記事にしました。購入してからぶつかった壁でもありましたが、他のデータ保管と同様に色々と考えてみました。編集を考えると…正直今のPCでは難しいので今後趣味として成立するようであれば買ってしまうかもしれません(沼だ…)
以上、4Kのデータ保存や共有についてでした。