IT系(最近はほぼゲーム系)な当ブログですが、中の人はバンド(ドラム)を個人的に趣味でやっていました。今はバンド活動は出来ないですが、毎日音楽を聴いて生活をしています。
今回は、「THE FIRST TAKE」を徘徊していた時に見つけて、思わず「これが音楽だわ」と思ってしまった曲について記事にします。お付き合いいただければ幸いです。
ココロオドルで本当に心躍った件
当時は大っ嫌いだった「ジャパニーズHIPHOP」
「皆どうせカラーギャングとかでしょ!?」と嫌悪感むき出しだった20代の自分。
音楽的に韻を踏むことやリズムに合わせて言葉を詰め込む難しさについて理解していなかったあの頃、自分はジャパニーズHIPHOPが大嫌いでした。
この手の楽曲が当時の流行りで町中に溢れ
「ああ、R&Bとかは好きだけど、やっぱりHIPHOP嫌いだわ」
と食わず嫌いなまま、嫌悪感だけが加速してました。そんな2004年にこの曲がリリースされたのです。
「また輩が出て来た!」
と、自分は当時のヒットチャートを見ながら悪態をついてました。
特に音楽番組でこのPVを見たときは「やっぱりカラーギャングだ!女のことしか見てない!」と一人で頑なに拒否し続けていたのでした。
2022年に「THE FIRST TAKE」でリバイバルヒット
そんな2004年から18年後の2022年
アーティストが一発撮りで楽曲をパフォーマンスする「THE FIRST TAKE」にて、当時、日本を離れていたメンバーの1人がたまたま帰国したタイミングでこのテイクは撮られて配信されたそうです。
自分は、何気なく、ただ懐かしさだけで再生しただけなのですが
「めちゃくちゃ音楽してる…これこそライブだ!」
と、そのパフォーマンスを目の当たりにした瞬間に、彼らを好きになってしまったんです。当時あれだけ悪態をついていたのに…本当に身勝手なやつです。
年月が培ったものと変わらないもの
久々に観た彼らは、本当に「いい大人」になっていました。貫禄というか、どっしりとした落ち着いた雰囲気が、当時とのギャップも相まって非常に好感が持てました。
ただ変わらなかったことは「楽しさ」とやはり「楽曲の良さ」でした。
特にメンバーが皆おっさんの状態なのもあって、当時自分が彼らに対して感じていた「バカっぽさ「ギラギラ感」というものが無くなっていてました。
しかし、歌っている彼らは「無邪気に笑って、友達と盛り上がっている」若々しさがあって…当時に自分が感じることが出来なかった「品格」のようなものを感じてしまったのです。(本当にすいません。)
この楽曲でのリズムパターンとテンポは「ウォーキングに最適」
ベースが16ビートで、リズムパターンは「クラーベ」(ラテンとかサンバとかルンバとかに使われているもの)で非常にノリノリです。
ただ、歌がめちゃくちゃ難しいです。ちゃんとバックビートを感じないと歌えないと思います。歌詞の符割りに色々なパターンがあるので…難易度は高いと思います。ただカラオケで歌うと絶対盛り上がるんだろうなと思います(自分はコロナから全く行ってないですが)
この曲のテンポが「BPM113」のミドルテンポなので、「ウォーキングで聴くときなどに最適なテンポ」でもあります。
歌詞に意味がないほうがいい
ノリノリな楽曲で、歌詞に至っては「パーティーやろうぜ」というハッチャけた内容です。ただリズムがしっかりしてますし、HIPHOP特有のリズム遊びと韻を感じられれば歌詞意味がなくても役目を果たしていると思います。
とにかく元気になる曲で、いつの間にか自分が会社に出勤する際には必ず聴く曲になってしまいました。
間違ってもいい。むしろそれが音楽
今回のテイクで間違いが2回ほどあります。でも音楽って「生もの」なんです。CDや配信などは「間違いがないお手本」的なテイクです。要は「完品」です。
商品などでは自分も「完品」を求めますが、こと音楽に関しては「ライブ(生もの)」に魅力を感じます。発声や呼吸が感じられたり、テンポが速くなったり…その場の臨場感を感じることは非常に楽しいです。
何故かそのような感動をこのテイクで感じました。注目して欲しいのはメンバーが間違った直後の周りのメンバーの反応と笑顔です。ここに自分がバンド自体に求めていたグルーヴに近い連帯感と心地よさを感じたのです。
コロナ、物価高、こんな今だからこそ「ただ楽しくなれる曲」は必要です。
まとめ
今回は自分が最近感動した楽曲「ココロオドル」について記事にしました。
若気の至りではありましたが、先入観だけでHIPHOPという音楽を否定してしまった自分は、音楽の幅を狭めてしまいました。もっと聴いておけば良かったと思いました。
これからも、まだまだ時間はありますので、色々な音楽を先入観なしで聴いてみたいと思いました。また気になった楽曲があったら別の記事にしたいと思います。
以上、おっさんになって気が付いた楽曲のすばらしさ「ココロオドル」についてでした
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